商品の紹介
メドック格付け第3級のシャトージスクール。抜群のコストパフォーマンスと、ヴィンテージの良し悪しに関わらず高いクオリティを保ち続ける安定感が魅力のシャトーです。 ブドウを収穫後、区画毎に醸造を始めます。コンクリートタンクとステンレスタンクで26~28℃に温度管理した状態で発酵を18~28日間実施。その後、新樽比率約50%のフレンチオークで15~18ヵ月間熟成し、清澄後に瓶詰めを行います。
深みのある、ヴィンテージによっては光を通さないほど濃い色合い。有り余るほどの凝縮感、たっぷりのタンニンによる筋肉質でリッチな造り。若い時にはその真価が完全に表現されているとは言いがたい状態ですが、十分に熟成された真に飲み頃を迎えたワインの味わいは秀逸といっても過言ではないでしょう。
生産者について
抜群のコストパフォーマンスを誇る格付けシャトー
メドックのなかでも美しいシャトー(城)を持つことで知られるシャトー・ジスクール。450haという広大な敷地のなかには広い森と湿度と風を調整する人口湖を持っています。シャトーの歴史は古く、1330年代へと遡ることのできる由緒あるシャトーで、17世紀には、当時の国王ルイ14世へワインを献上していたことが記録に残っているほどです。1995年にオランダの実業家エリック・アルバダ・イエルヘルスマ氏に売却されてから、更なる投資によって品質向上を遂げています。
ジスクールが所有する約94haの畑は、ジロンド河から近い斜面の上部にある深い砂利質土壌で構成されています。水捌けの良いテロワールから生まれるワインは凝縮度が高まり、堅固で気丈な個性を感じる味わいとなり、『はずれ年』でも、ジスクールは品質の点でボルドーの大半の著名なシャトーのものを上回っていた。」とワイン・アドヴォケイト誌で賞賛されるほど。あまり良くないヴィンテージであっても卓越したワインを造っているのは、ジスクールの畑がバラエティーに富んだ砂利が堆積した小高い丘の上に位置していることが大きく関わっています。
生産地について
メドックの中で特に女性的で華やかなワインを生む銘醸地
マルゴーはメドックの最も南、ジロンド河の上流に位置する村で、畑が位置するのも内陸寄りです。砂利質土壌に入り混じった、石灰質や粘土質の土壌が味わいに陰影を与えています。広い村ですがブドウ畑の面積は村の約2割程度であり、五大シャトーの一つ、シャトーマルゴーをはじめとするシャトーが点在。そのため、シャトーごとのテロワールも異なり、様々なタイプが存在するアペラシオンです。よくマルゴーのワインは「女性的」という表現をされますが、実際に飲んでみると多くのワインが非常に厳格な印象があり、「華やかだが、芯は強い」そんな深い女性像を思わせます。
ヴィンテージ情報
D 96 JS 97 V 96 WA 95 WS 93
素晴らしい収穫条件が整った2019年のボルドー地方。昼夜の寒暖差がブドウに鮮度をもたらし、恵みの雨がブドウの過熟を防ぎ完熟を助け、テロワールに祝福されたヴィンテージとなりました。凝縮したブドウより生み出されたワインは、ボルドーらしい品格に、生き生きとした鮮度が加わった驚くべきバランスを兼備。クラシック&モダンが融合したような新たな魅力をもつワインが数多く誕生した、比類なきグレートヴィンテージです。
2019年のジスクールは、シャトー自ら『緻密でバランスのとれたワイン』と語り、ジスクールの洗練されたスタイルを完全に表現したと位置づけているヴィンテージ。また、現オーナーファミリーの25周年という記念すべき年でもあります。
味わい
外観は鮮やかな紫の色調。カシスやブラックベリー、プラムのアロマに、杉や鉛筆、バニラを思わせる新樽のニュアンスが立ち上ります。フルボディでエネルギッシュな肉付きの良いスタイル。豊かな黒系果実味がフィニッシュまで長く続きます。滑らかなタンニンが美しく溶け込んだ、卓越したバランスを誇るエレガントな1本です。
飲み頃
~2065年
品種
カベルネ・ソーヴィニヨン(65%)
メルロ(35%)
2019 CH.GISCOURS
※ 画像はイメージの為、実際の商品と若干異なる場合がございます。